ずいぶんご無沙汰しておりました。
4月から係長として新しい職場に異動になりました。大学病院の電子カルテを中心とするシステム(病院情報システム)を所管する部署の係長になりました。
この2カ月余り、全く分からない病院用語と、全く分からないシステム用語と、全く分からない病院組織と、全く分からない係長業務と、格闘する日々です。まさかここまで分からないことだらけの職場に異動になるとは思ってもいませんでした。
正直、大学病院という派遣扱いの職場に初めは戸惑い、不安になり、なぜ役所の部署じゃないんだという気持ちもありました。でも今は、ここでしか経験できないことがきっとあるはずだ、私の経歴の中にこの部署があったことが、きっと将来役立つはずだと、気持ちを切り替えて頑張っています。
4月から毎日、前の職場で一緒だったFさんにもらった複合筆記具(シャーペンと黒・赤のボールペンが1本になったペン)を胸ポケットに差し、5月の終わりからは自分へのご褒美で買った黒檀万年筆を、ライフのノートにかぶせたノートカバーに差し込み、気持ちを引き締めて仕事に取り組んでいます。
私の職場には6人の係員がいて、それぞれ個性的な人ばかりなのですが、共通点はといえば、みんな電算関係に強いということです。私が昨年度までやっていた電算の仕事を請け負っていた業者のSEみたいな人が部下なのです。アクセスでデータをあてて統計処理をしたりリストをつくったりして得意になっていた自分が恥ずかしいというか、そんなたいしたことない「実績」を度外れに誇張して職務状況を上に報告したがためにこんなポジションになったのかと、複雑な思いを巡らしています。
そんな過去は過去として、とりあえず今は仕事を覚え、係員の個性を把握し、係の業務が少しでも円滑に進むように努力していきたいと思っています。最近は、医学看護学関係の本を4冊ほど読みましたし、医療情報技師という資格関係の本も読みました。また、部下育成や自己啓発として、NLPも学びなおそうと思っています。
派遣期間は3年以内ということになっていますが、最大で5年まで延長もあり得ます。正直、1年で戻してくれないかとの思いもありますが、しかし、5年といわず最後までここでやっていくんだという気持ち・意気込みで、しっかり基礎から固めていきたいと思っています。