医療福祉課での3年間を振り返りたいと思います。
19年度はまず、電算が全く分からずこんなことで担当が務まるのかと思いました。統計の仕事でも、エクセルの基礎的な知識すらなかった私は、さまざまな困難に直面しました。
後期高齢者医療準備事務では、中身も全く分からず、ただ収納担当の先輩にぶら下がっているだけでした。コンビニ収納導入の検討では、導入しない決定が一夜にして覆りましたが、この過程で先輩の市民サービスに対する思いを知り、大変心強く思いました。
19年9月ごろに、特別徴収の担当になり、介護保険の個人情報との名寄せの仕組みを作り、あまり意味のないテストをし、疑義照会をどこにすればいいのか迷ったりしました。また、旧被扶養者の保険料凍結を受け、特徴対象者の絞り込みも行いました。
並行して、10月の老健制度の改正事務、翌年1月の小学生医療の拡大の事務に、電算担当として関わりました。統計事務についても、もと手入力していたデータを、システムから抽出したものをエクセルに取り込みマクロで編集する仕組みに変えました。
年度末にかけては、住所地特例の対象となった方を(いったん資格喪失してしまうため、特落ちしてしまう)特徴から落とさない仕組みを作りました。
20年度になって、殺到する問い合わせ(保険証が届かん、保険料が高い、健康診査の受診券は何?等)に対応しました。保険料の還付の仕組みがまだできていなかったので、エクセル等で様式を作り対応しました。後期高齢者医療の保険料の統計資料もエクセルで作成しました。また、夏までは19年度の統計等の仕事も行っていました。
7月には普通徴収の拡大第一弾の対応をし、旧被扶養者9減対応も申請ではなくなんとかシステム対応できることになりました。やっとひと段落した10月には特徴でとんでもないことになりました。年末から年始にかけては、普通徴収の拡大第2弾のDM作成(4月特徴開始予定者確認手処理含む)、決算事務の構築等を行いました。
21年度には、引き続き決算事務を構築しながら、新しい2名の職員に事務を教えました。身分証(滞納処分)の作成、特徴除外要綱の作成、21年度契約の不備対応等をこのお二人とともにやりました。また、充当処理の多年度対応を行い、5月には年次催告、還付催告、年間納付額通知の準備を始めました。
並行して、8月からの電話催告業務委託の契約等を行い、詳細を詰めました。
10月からは滞納整理にかかる事務研究会を開催し、2月には手引きを完成しました。
あわせて、10月に担当替えを行い、年度末にも担当替えを行いました。
こうして振り返ってみると、徐々に落ち着いてきてはいますが、25年度からの新たな高齢者医療制度(国保広域化含む)の準備もありますし、獲得してきた実力をフルに活用し、さらなる向上と一体に今後の事務を進めていきたいと思います。特にこの3年間は、電算(ジョブフロー)とばかり会話してきたような気がしますので、もっと対人的な面に取り組み、調整能力等を磨いていきたいと思います。